「伝道する教会へ」イザヤ49:5-6、コリントⅠ14:23-25

「わたしはあなたを国々の光とし、わたしの救いを地の果てまで、もたらす者とする。」イザヤ49:6

 

わたしたちには、意識改革が必要です。自分の存在や人生が自分自身のためにあると、ほとんどの人が思っています。そして、それでよいのだ、と。そのように選び取る自由が与えられているということが幸福であり、その自由を満喫することが人生の目的であると。

しかし、わたしたちが何のためにこの世に誕生したのか、何の目的で人生を歩んでいくのかを問われる時、聖書が指さす方向は、自分自身ではなく、神であり、隣人です。つまりわたしたちは、自分自身ではなく、誰か他者のために用いられるため、いのちを授かり、人生を与えられているのです。

わたしたち一人一人は、神様の愛について、聖書の語る救いについて証ししていくメッセンジャーとして誕生の前から計画され、召し出されています。わたしたち一人ひとりが、メッセンジャー、伝道者であることを神様は期待されているのです!

ではどのように、わたしたちはその役割を果たしていくのでしょうか?

第一に、真実な礼拝者となることを通して。

第二に、真実なキリスト者となることを通して。

第三に、真実な奉仕者となることを通して。

教会に連なることを使徒パウロは新約聖書の中で強調しています。わたしたちは一人では弱いのです。しかし、共同体として一つになっていくところでは強いのです。共に礼拝しつつ他者と共に生きていきましょう。このように生きられることは喜びです。喜んでこの道に進んで参りましょう。