「恐れてはならない」列王記下6:8-23 ローマ8:31-32
「恐れてはならない。わたしたちと共にいる者の方が、彼らと共にいる者より多い。」
この言葉は、預言者エリシャが、預言者の身の周りをお世話する若者に向かって語った言葉です。この若者は慌てふためいていました。それは、この預言者の家の外に、敵国アラムの大群が包囲して、今や、この預言者の家に襲いかかろうとしていたからです。しかしエリシャは少しも慌てないで、神に祈る。「この者の目を開いてください」 すると、預言者の家を包囲していたドタンの町に溢れるアラム軍の周りを、山に満ちるほどのおびただしい神の軍勢がさらに大きく取り囲んでいるのが見えたのです。
わたしたちは、この若者のように見えていないだけだったのです。わたしたちの心の目、霊の目が開かれるならば、知ることができるのです。神様がわたしたちの味方となってくださることを。神様は、わたしたちを助けるために、必要をすべて満たすために、待っていてくださるということを。
このように神様のご配慮とご計画があると信じることは、わたしたちが自分自身や人生を、またこの世のもろもろの厳しい現実を、どのように考え、実際に取り組んでいくかに大きく影響を与えます。これはキリスト教の楽観主義とも呼べることです。またこれは伝統的に勝利の信仰と呼ばれていました。人生や世の中をトータル(全体的)に見て、神様がわたしたちを愛しておられるという視点に立ちましょう。わたしたちは、それほどまでに愛されているのです! なんと素晴らしいことでしょう。ハレルヤ!