「インマヌエル 恐れから信仰へ」マタイ1:18-25
先週、アフガニスタンで亡くなった、医師の中村哲さんのことをご一緒に覚えました。わたしの手元には一冊の本があります。題は、『天、共に在り』 これは、インマヌエルのことですね。中村さんは、西南学院中学部というミッションスクールではじめてキリスト教に触れました。主イエスの山上の垂訓などはよく読まれたそうです。そして、このインマヌエル「天、共に在り」で中村さんはこう言われています。神様と私たち人間の間には垂直の線があって、そしてその垂直の線に支えられて、人と人とを結ぶ水平の線が導かれていくというのです。人と人の「信頼」を大切にしながら、アフガニスタンで、平和活動に従事された中村さんです。
確かにわたしたちは、垂直の線として、根底から主なる神様に支えられているのです。同時にそれは、共に歩む、共に生きていく愛へと導かれていきます。父ヨセフが愛に生きることへ決断し、愛に生きる生涯に自分の身をささげたように。インマヌエルは、わたしたちが共に生きていく歩みへと誘うのです。