千葉県佐倉市の日本キリスト教団 ユーカリが丘教会HPです

教会の行事一覧

教会の行事

【(2017.08.06)平和聖日の礼拝及び平和を語る会】
 日本基督教団では、8月の第一聖日を「平和聖日」として称し特に平和のこと考え祈る日としております。これは8月6日・8日に我が国に原爆が投下され、又15日に第二次世界大戦の敗戦を受諾してのことです。

 一昨年は佐藤司郎先生(東北学院大学教授)をお迎えし、「敵を愛せ」(ルカによる福音書6章27節〜36節基づく)と題し礼拝でお話をして下さり、また午後は当年が戦後70年の節目にあたり、私たちキリスト者としてこれまでの日本の歩みを真摯に見詰め直し、今後どうあるべきか又どう行動すべきかについてお互い率直な意見交換を行いました。

又昨年は助川暢先生を山形県小国よりお招きし、礼拝で「平和をつくる人たちに学ぶ」と題しお話をいただきました。午後の歓談のときは先生が高校時代内村鑑三の著作『後世への最大遺物』に深く心を捉えられ、北海道大学農学部及び学生生活を通じキリスト教信仰に導かれ、その後長年山形独立学園で教鞭をとられる一方、環境保全活動や障碍者のための活動にも心を傾けてこられたことを具体的な経験談として話していただきました。

今年は、平和の問題を礼拝のなかで教会員の証しとして語ってもらうこととし、又午後の交わりの時もお互いが平和に関してどの様に捉えているかについて率直に話してもらうようにしました。具体的には吉田劭兄が「福音のこの世性」(副題:この世でのキリスト者の生き方)と題して、長らく高校の教師を務めた経験に基づいて証しされました。
吉田兄は福音のこの世性とは、ヨハネによる福音書17章(弟子たちへの執り成しの祈り)に依拠し、また同福音書3章16節(*-1)、16章33節(*-2)にておいて私たちの生き方が示されていると指摘されました。そして福音はこの世とかけ離れたところにあるのではなく、この世のただ中において生きて働いており、そのために私たちはイエス・キリストの弟子としてこの世の証人に召されていることが述べられました。吉田兄が青年時代にデモの最中に出会った体験をもとに、一信徒とこの世、教会とこの世との関係について、聖書との深い関連性から証しをしてもらいました。
(*-1)「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」
(*-2)「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

午後の平和を語る会では「私たちは平和とどう向きあえばよいか」をテーマに、事前に配布したテキスト《『第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白』(以下「戦責告白」)及び『関東教区罪責告白』(以下「罪責告白」)》に基づいて日本基督教団と戦争との関わりを輪読し学び合いました。又配布資料《「フィリピン戦」、「戦時下の教会」(牧師たちの勤労動員、日曜日返上!そのとき教会は?、軍用機献納運動、とんでもない讃美歌)》に基づいて一人ひとりの意見や感想を自由に語りました。
特に唖然としたことは、当時の当局が推し進めて宗教政策によりプロテスタントの諸教派が合同した日本基督教団において、当局に抵抗した人たちもいる一方で、政府のお先棒を担ぎ、当時の朝鮮へ進んで出かけたり、「日本基督教団より大東亜共栄圏に在る基督教徒に送る書翰」を積極的に作成・流布した指導者がおり、戦後その責任を問われても、何ら反省の弁がないことでした。改めて過去を直視し、しっかり検証することが必要であることを改憲が叫ばれている今日、大切であることをお互い思い知りました。